メニュー

芝・ダート別の人気帯成績|上位人気・中位人気・人気薄を比較

同じ1〜3番人気でも、芝とダートで成績は変わるのでしょうか。この記事では、JRA平地競走の単勝人気順を上位・中位・下位・人気薄の4グループに分け、芝・ダート別の勝率・複勝率・回収率を比較します。

この記事の結論

人気順グループごとの好走率は、芝とダートで大きくは変わりませんでした。複勝率は上位人気で芝52.3%・ダート52.1%、人気薄ではともに4.5%です。4グループで見た芝・ダートの複勝率差は最大0.6ポイントでした。一方、人気薄の単回値は芝59.2%・ダート64.9%で、好走率が近くても回収率の数字は同じとは限りません。

この記事でわかること

  • 単勝人気順を4グループに分ける基準
  • 上位・中位・下位・人気薄の基本成績
  • 芝・ダート別に人気順グループを比較した結果
  • 人気順とオッズ帯を分けて考える理由
目次

この記事で検証する条件

本記事では、2016年〜2025年のJRA平地競走を対象に、単勝人気順を4グループへ分け、芝・ダート別の成績を比較します。

比較するのは上位人気・中位人気・下位人気・人気薄の4区分です。単勝オッズの倍率ではなく、各レースの単勝人気順位を分類の基準にしています。

「人気順グループ」と「オッズ帯」は別の分類方法

本記事の区分は単勝人気順によるグループです。たとえば「上位人気」は1〜3番人気を指します。同じ1番人気でも単勝オッズ1倍台のレースと3倍台のレースがあるため、人気順グループとオッズ帯は固定対応しません。

集計条件と人気順グループ

人気順位を1頭ずつ並べるのではなく、成績の近い順位帯を比較しやすい4区分へまとめます。区分はサイト内の人気順グループ定義に統一しています。

※「人気薄」は本記事では単勝人気順10番人気以下を指します。表は横にスクロールできます。

人気順グループ 対象 本記事での表記 サンプル数
上位人気 1〜3番人気 上位人気(1〜3番人気) 95,044
中位人気 4〜6番人気 中位人気(4〜6番人気) 94,987
下位人気 7〜9番人気 下位人気(7〜9番人気) 92,792
人気薄 10番人気以下 人気薄(10番人気以下) 160,445

集計対象は31,681レース・443,268頭です。内訳は芝15,881レース・216,477頭、ダート15,800レース・226,791頭でした。

グループのサンプル数が同じにならない理由

1〜3番人気と4〜6番人気は多くのレースで各3頭ずつ存在しますが、7頭立て以下では7〜9番人気の一部が存在せず、9頭立て以下では10番人気以下が存在しません。出走頭数の違いによって各グループのサンプル数は変わります。

人気順グループ別の基本成績

まずは芝・ダートを合算した基本成績です。人気順位が下がるにつれて好走率が低下する関係が明確に確認できます。

※集計単位は出走馬です。表は横にスクロールできます。

人気順グループ サンプル数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
上位人気(1〜3番人気) 95,044 21.9% 39.2% 52.2% 79.4% 82.6%
中位人気(4〜6番人気) 94,987 7.2% 16.5% 26.8% 78.2% 77.2%
下位人気(7〜9番人気) 92,792 2.9% 7.3% 13.2% 74.9% 75.1%
人気薄(10番人気以下) 160,445 0.9% 2.3% 4.5% 62.2% 62.9%

データから読み取れること

上位人気の複勝率は52.2%で、中位人気26.8%の約2倍でした。下位人気は13.2%、人気薄は4.5%まで低下しています。全体基準では、人気順グループと好走率の関係が非常に大きく、まずこの基準値を把握してから芝・ダート差を見る必要があります。

芝・ダート別に人気順グループを比較

次に、同じ人気順グループを芝とダートに分けます。人気順位という条件をそろえたうえで、コース種別による違いを確認します。

※芝・ダートとも人気順グループの定義は同一です。表は横にスクロールできます。

コース 人気順グループ サンプル数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
上位人気(1〜3番人気) 47,643 22.1% 39.4% 52.3% 79.9% 82.3%
中位人気(4〜6番人気) 47,592 7.1% 16.6% 27.1% 77.6% 77.4%
下位人気(7〜9番人気) 45,746 2.9% 7.3% 13.1% 76.5% 74.4%
人気薄(10番人気以下) 75,496 0.9% 2.3% 4.5% 59.2% 61.5%
ダート 上位人気(1〜3番人気) 47,401 21.7% 38.9% 52.1% 79.0% 82.9%
ダート 中位人気(4〜6番人気) 47,395 7.3% 16.4% 26.5% 78.7% 77.1%
ダート 下位人気(7〜9番人気) 47,046 2.9% 7.4% 13.4% 73.3% 75.7%
ダート 人気薄(10番人気以下) 84,949 0.8% 2.3% 4.5% 64.9% 64.2%

データから読み取れること

同じ人気順グループ内で見ると、芝・ダートの好走率差は小さい結果でした。複勝率差は上位人気0.2ポイント、中位人気0.6ポイント、下位人気0.3ポイント、人気薄0.0ポイントです。芝かダートかという違いより、上位・中位・下位・人気薄という人気順位の違いのほうが、全体集計では大きく表れています。

上位人気は芝52.3%・ダート52.1%

上位人気の複勝率は芝52.3%、ダート52.1%で、差は0.2ポイントでした。勝率も芝22.1%、ダート21.7%と近い水準です。

全競馬場・全距離を合算した基準では、「芝の上位人気だから特に好走率が高い」「ダートの上位人気だから大きく低い」という差は確認できません。

中位人気・下位人気も好走率の差は小さい

中位人気の複勝率は芝27.1%・ダート26.5%、下位人気は芝13.1%・ダート13.4%でした。4グループの中で最も差が大きい中位人気でも0.6ポイントです。

芝・ダートを分けても、上位人気から人気薄へ向かって好走率が低下する順序は変わりませんでした。

人気薄は複勝率4.5%で同じでも回収率に差

人気薄の複勝率は芝・ダートとも4.5%でした。一方、単回値は芝59.2%・ダート64.9%、複回値は芝61.5%・ダート64.2%です。

好走率が同じでも、的中した馬の配当分布が違えば回収率は変わります。人気薄は的中回数が少なく、高配当の影響を受けるため、回収率の差だけを見て「ダートの人気薄が有利」と結論づけることはできません。

人気帯データを読むときの注意点

人気は能力の固定ランクではない

単勝人気は、そのレース内での投票順位です。1番人気が別レースの1番人気と同じ能力水準とは限りません。出走馬の構成や支持の集中度によって、同じ人気順位でも単勝オッズは変わります。

人気順グループとオッズ帯を混同しない

「1〜3番人気」と「単勝10倍未満」は同じ集計条件ではありません。人気順位はレース内の相対順位、オッズは投票額から決まる倍率です。人気とオッズを組み合わせる場合は、2つの条件を別軸として扱う必要があります。

芝・ダート差が小さくてもコース差がないとはいえない

本記事はJRAの全競馬場・全距離を芝とダートの2区分へまとめた集計です。競馬場や距離まで分けると、コース形態や出走馬構成の違いによって結果が変わる可能性があります。

回収率は好走率と別に確認する

人気薄は芝・ダートとも複勝率4.5%でしたが、単回値には5.7ポイントの差がありました。回収率は払戻額の影響を受けるため、サンプル数、勝率・複勝率、集計期間をあわせて確認してください。

「ダートの人気薄は買い」とは読めない

ダートの人気薄は芝より単回値が5.7ポイント高い結果でしたが、どちらも100.0%を下回っています。また、本集計は競馬場・距離・クラスなどを合算しています。回収率の差だけを機械的な購入条件にしないことが重要です。

まとめ

2016年〜2025年のJRA平地競走31,681レース・443,268頭を対象に、単勝人気順を上位・中位・下位・人気薄の4グループへ分け、芝・ダート別の成績を比較しました。

複勝率は上位人気で芝52.3%・ダート52.1%、中位人気で芝27.1%・ダート26.5%、下位人気で芝13.1%・ダート13.4%、人気薄ではともに4.5%でした。芝・ダート差の最大は0.6ポイントで、全体集計ではコース種別より人気順位グループの違いが大きく表れています。

ただし、人気薄の単回値は芝59.2%・ダート64.9%と差がありました。好走率と回収率は同じ動きをするとは限りません。まず人気順グループの基準値を確認し、その後に芝・ダート、競馬場、距離などの条件を追加して比較すると、数字を整理しやすくなります。

検証条件

  • データ出典:競馬データアカデミー独自集計
  • 集計対象:JRA平地競走(芝・ダート。障害競走を除く)
  • 集計期間:2016年〜2025年
  • 集計区分:上位人気(1〜3番人気)・中位人気(4〜6番人気)・下位人気(7〜9番人気)・人気薄(10番人気以下)を芝・ダート別に比較
  • 算出前提:単回値・複回値は該当馬を各100円購入した場合で計算
  • 除外・特殊処理:出走取消・競走除外は集計対象外とし、競走中止は着外として扱っています

本記事で掲載している各種データは、競馬データアカデミーによる独自集計であり、集計期間は2016年〜2025年を対象としています。データは過去の傾向をもとにしたものであり、今後の結果を保証するものではありません。

よくある質問

よくある質問

芝とダートで人気馬の成績は大きく違いますか?

本記事の全競馬場・全距離を合算した集計では、大きな差はありませんでした。上位人気の複勝率は芝52.3%、ダート52.1%です。ただし、競馬場や距離を分けると結果が変わる可能性があります。

上位人気・中位人気・下位人気・人気薄の区分は何ですか?

上位人気は1〜3番人気、中位人気は4〜6番人気、下位人気は7〜9番人気、人気薄は10番人気以下です。本記事では単勝人気順位を基準にしています。

人気薄は単勝オッズ10倍以上という意味ですか?

本記事では違います。「人気薄」は単勝人気順10番人気以下のグループ名です。オッズ倍率による区分は別の分類方法であり、人気順位と固定対応しません。

ダートの人気薄は芝より狙いやすいですか?

一律には判断できません。単回値はダート64.9%、芝59.2%でしたが、複勝率はともに4.5%です。競馬場・距離・クラスなどを合算した結果なので、コース種別だけを購入条件にすることは適切ではありません。

人気順グループをさらに細かく分けてもいいですか?

可能ですが、条件を追加するほど各区分のサンプル数は減ります。人気順を1つずつ見る場合や、競馬場・距離を重ねる場合は、比較する条件をそろえ、母数を確認してから結果を読んでください。

著者・運営者情報

執筆・編集:競馬データアカデミー編集部

競馬データアカデミーは、期待値・回収率・オッズ分析・競馬場傾向・データ検証などを、初心者から上級者まで段階的に学べる競馬データ学習メディアです。人気や印象だけに頼らず、過去データを判断材料として競馬を考えるための情報を発信しています。

競馬データアカデミーの運営者情報

次に読む記事

※馬券の購入は20歳になってからです。競馬は生活に支障のない余裕資金の範囲で楽しみましょう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次