新潟ダートと他場ダートを比較すると、オルフェーヴル産駒は新潟で複勝率を上げていました。距離別では1800mの差が最も明確です。本記事では、まず新潟ダート全体の成績を確認し、その後は新潟ダート1800mに絞って人気、騎手、前走内容、年度別の傾向を見ていきます。
この記事の結論
オルフェーヴル産駒は新潟ダートで162走・複勝率25.3%となり、他場を5.5ポイント上回りました。特に新潟ダート1800mは112走・複勝率28.6%で、他場の同距離より6.4ポイント高い成績です。1800mでは、継続騎乗、前走4角3番手以内、前走上がり3位以内、中3週以内で差が広がっていました。
この記事でわかること
- オルフェーヴル産駒の新潟ダート成績
- 新潟ダート1800mで差が大きかった理由
- 1800mの人気別成績
- 騎手と前走内容による違い
- 年度差と一部の好走産駒の影響
オルフェーヴル産駒は新潟ダートで複勝率が上昇
2021年1月から2026年6月までのJRA平地競走を集計すると、オルフェーヴル産駒の新潟ダート成績は162走・18勝・複勝率25.3%でした。他場ダートの複勝率19.8%を5.5ポイント上回っています。
「差」は新潟と他場の複勝率のポイント差です。表は横にスクロールできます。
| 種牡馬 | 出走 | 産駒 | 新潟 | 他場 | 差 (pt) |
|---|---|---|---|---|---|
| オルフェーヴル | 162 | 103 | 25.3% | 19.8% | +5.5 |
勝率は11.1%、連対率は18.5%。単勝回収率132.3%、複勝回収率93.9%でした。ただし、回収率は一部の高配当に左右されます。ここでは回収率だけで判断せず、他場との差と出走数を合わせて確認します。
距離別で差が大きかったのは1800m
新潟ダートで出走数が多い1200mと1800mを比べると、他場との差が明確だったのは1800mです。
| 距離 | 出走 | 産駒 | 複勝率 | 他場 | 差 (pt) |
|---|---|---|---|---|---|
| 1200m | 48 | 34 | 16.7% | 15.0% | +1.7 |
| 1800m | 112 | 70 | 28.6% | 22.1% | +6.4 |
1800mは11勝、勝率9.8%、連対率19.6%、複勝率28.6%でした。新潟ダート1800mに出走した他種牡馬全体の複勝率21.8%も6.8ポイント上回っています。
一方、1200mは単勝回収率182.1%でしたが、複勝率差は+1.7ポイントにとどまります。新潟で成績を上げた距離としては、1800mの方がはっきりしています。
ここからは新潟ダート1800mに限定
以下の人気、騎手、前走内容、年度別成績は、すべてオルフェーヴル産駒の新潟ダート1800mを集計した数値です。
新潟ダート1800mは上位人気だけで成績が上がったわけではない
人気別では、1~3番人気の複勝率は50.0%で、他場の同距離とほぼ同水準でした。新潟ダート1800mの上昇は、上位人気馬だけが多かったことでは説明しきれません。
| 人気 | 出走 | 複勝率 | 他場 | 差 (pt) |
|---|---|---|---|---|
| 1~3番人気 | 32 | 50.0% | 51.2% | -1.2 |
| 4~6番人気 | 30 | 33.3% | 30.0% | +3.3 |
| 7番人気以下 | 50 | 12.0% | 6.7% | +5.3 |
4~6番人気は複勝率33.3%、7番人気以下は12.0%で、どちらも他場を上回りました。ただし、7番人気以下は絶対的な複勝率が低く、人気薄という理由だけで評価を上げる結果ではありません。
新潟と他場の人気構成をそろえて計算すると、複勝率の差は約2.9ポイントまで縮まります。人気構成の影響はありますが、それだけでは実際の28.6%を説明しきれません。
新潟ダート1800mで差が広がった条件
1800mの中では、継続騎乗、前走4角3番手以内、前走上がり3位以内、中3週以内で、他場の同条件より複勝率が高くなっていました。
| 条件 | 出走 | 産駒 | 勝率 | 複勝率 | 他場差 (pt) |
|---|---|---|---|---|---|
| 継続騎乗 | 47 | 36 | 17.0% | 36.2% | +10.4 |
| 前走4角3番手以内 | 30 | 23 | 20.0% | 40.0% | +11.2 |
| 前走上がり3位以内 | 31 | 24 | 19.4% | 45.2% | +5.2 |
| 中3週以内 | 36 | 29 | 16.7% | 33.3% | +9.7 |
継続騎乗では複勝率36.2%
継続騎乗は47走・36頭で、勝率17.0%、複勝率36.2%でした。他場のダート1800mで継続騎乗だった場合の25.8%を10.4ポイント上回っています。
乗り替わりでは65走・複勝率23.1%でした。新潟ダート1800m全体の28.6%を下回るため、騎手が続けて乗るかどうかは確認しておきたいポイントです。
前走で前にいた馬と上がり上位馬で高成績
前走4角3番手以内は30走・23頭で複勝率40.0%。他場の同条件を11.2ポイント上回りました。今回のレースで前に行けるかではなく、出馬表から確認できる前走の位置取りを集計しています。
前走上がり3位以内は31走・24頭で複勝率45.2%でした。他場との差は5.2ポイントですが、新潟ダート1800mの他種牡馬全体と比べると13.5ポイント高い成績です。
前走4角位置と前走上がり順位は別の条件です。どちらか一方を満たすだけでも確認材料になります。複数条件を細かく重ねて、少数データだけを強調しないように注意が必要です。
中3週以内は複勝率33.3%
中3週以内は36走・29頭で、勝率16.7%、複勝率33.3%。他場の同条件を9.7ポイント上回りました。中4~8週は複勝率27.0%、中9週以上は25.6%で、間隔が空いた場合も極端に低くはありません。
そのため、短い間隔だけを必須条件とするより、継続騎乗や前走内容と合わせて見るのが適切です。
参考値として見たい条件
前走も新潟だった馬は27走・複勝率37.0%、前走3着以内は28走・53.6%でした。ただし、どちらも30走未満です。数値は高いものの、主な結論にはせず参考値として扱います。
新潟ダート1800mの年度差と産駒の偏り
前半と後半に分けると、どちらの期間も他場を上回りました。ただし、直近側では差が縮まっています。
| 期間 | 出走 | 産駒 | 複勝率 | 他場 | 差 (pt) |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021~2023年 | 75 | 46 | 30.7% | 23.7% | +6.9 |
| 2024~2026年 | 37 | 26 | 24.3% | 19.9% | +4.4 |
2024~2026年も他場を上回っていますが、新潟ダート1800mの他種牡馬全体との差は2.1ポイントです。前半ほど強い差ではなく、近年も同じ水準が続くと断定はできません。
複勝数上位3頭を除くと、複勝率は28.6%から24.8%へ低下します。上位5頭を除くと22.1%となり、他場の22.1%とほぼ同じ水準です。複数の産駒が好走している一方、一部の好走産駒が全体を押し上げた影響もあります。
新潟ダート1800mで確認したいポイント
- 継続騎乗:47走で複勝率36.2%。乗り替わりの23.1%を上回る
- 前走4角3番手以内:30走で複勝率40.0%。他場より11.2ポイント高い
- 前走上がり3位以内:31走で複勝率45.2%。新潟の他種牡馬との差も大きい
- 中3週以内:36走で複勝率33.3%。ただし間隔だけで判断しない
新潟ダート全体の成績だけを見るのではなく、まず1800mかどうかを確認し、そのうえで騎手の継続、前走の位置取りや上がり順位を見る流れが、今回の集計結果に合っています。
データを使うときの注意点
- 新潟ダート1800mで成績が高くても、すべての産駒に同じ傾向が当てはまるわけではありません。
- 前走4角位置や前走上がり順位は、今回のレース前に確認できる情報です。今回の脚質や位置取りは使用していません。
- 条件を重ねるほど出走数は少なくなります。単一条件を基本に確認してください。
- 回収率は一部の高配当に左右されるため、将来の収益を示す数値ではありません。
- 直近期間では他場との差が縮まっており、年度や出走産駒によって成績は変わります。
まとめ
オルフェーヴル産駒は新潟ダートで162走・複勝率25.3%となり、他場を5.5ポイント上回りました。距離別では、新潟ダート1800mが112走・複勝率28.6%で、他場の同距離より6.4ポイント高い成績です。
1800mを深掘りすると、継続騎乗、前走4角3番手以内、前走上がり3位以内、中3週以内で差が広がっていました。一方、上位の好走産駒を除くと全体差は小さくなり、直近期間でも差が縮まっています。
種牡馬名だけで判断せず、新潟ダート1800mへの出走を確認したうえで、騎手と前走内容を組み合わせて見ることが重要です。
新潟ダート1800mの種牡馬データに関するよくある質問
よくある質問
新潟ダート1800mなら無条件で注目できますか?
無条件では判断できません。一部の好走産駒が全体成績を押し上げており、年度による変動もあります。騎手や前走内容も合わせて確認してください。
新潟ダート1200mでは同じ傾向がありませんか?
1200mは48走・複勝率16.7%で、他場との差は+1.7ポイントでした。1800mの+6.4ポイントほど明確な差ではありません。
1~3番人気の成績が高いだけではありませんか?
1~3番人気の複勝率は50.0%ですが、他場の51.2%を下回っています。上位人気だけで新潟ダート1800m全体の上昇を説明することはできません。
前走4角位置を使えるのに、今回の脚質を使わない理由は何ですか?
前走4角位置は今回のレース前に確認できます。今回の脚質や位置取りはレース後に確定するため、事前に確認できる条件には使用していません。
継続騎乗だけで判断してもよいですか?
継続騎乗は複勝率36.2%でしたが、それだけで好走を保証するものではありません。人気、前走内容、年度差なども合わせて確認してください。
回収率が100%を超えた条件は今後も期待できますか?
今後も同じ結果になるとは限りません。回収率は少数の高配当に大きく左右されるため、過去の払戻結果を確認する補助指標として見てください。
掲載データについて
本記事で掲載している各種データは、競馬データアカデミーによる独自集計であり、集計期間は2021年1月1日~2026年6月30日を対象としています。データは過去の傾向をもとにしたものであり、今後の結果を保証するものではありません。
検証条件
- データ出典:競馬データアカデミー独自集計
- 集計対象:JRA平地競走のダート。新潟ダートと他場ダートを比較し、条件別分析は新潟ダート1800mを中心に実施
- 集計期間:2021年1月1日~2026年6月30日
- 対象レース数:新潟ダート760レース(うち1800mは417レース)
- 対象頭数:10,612頭(うち1800mは5,700頭。取消・除外を除く延べ頭数)
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